CoinCheckが始めた貸仮想通貨サービス。この低金利時代に年利5%は凄い

今国内で勢いのある仮想通貨取引所のCoincheckが貸仮想通貨サービスなるものを始めています。

海外の取引所では普通に行われていますが、日本の取引所でも遂に開始したようです。

最大年利はこの低金利に5%ともの凄いですが、その仕組みはどんな感じなのか。安全なものなのか非常に気になる所。

ただ保有している仮想通貨を貸すだけでOK

Coincheckによる貸仮想通貨サービスを簡単にまとめると以下の通り。

こんな感じ。期間に応じて利率は減少するものの、この低金利環境で5%を出すのはもの凄い。特に長期保有の投資家にとってはどうせ動かさないのだから、貸しておけば自動で増えて美味しい。

貸株でも5%を超過する銘柄は多くない。しかもそれが期間1年ですから、かなり思い切っていると言えます。

貸株の場合は貸株マーケットも成熟しており、証券会社のリスクはある程度限られていると思います。

ただ、まだマーケットが未成熟な貸通貨は、取引所運営会社は自ら借入通貨量をコントロールできるとはいえ、仮想通貨はボラティリティも大きく、相当なリスクなのではないでしょうか。

また、取引所の視点から考えると、これだけのリスク・金利を負ってでも投資家から借り入れるメリットは何なのでしょうかね。販売用、貸付用の在庫確保？

売り買いの中に表示されているパーセンテージがCoincheckの売買スプレッドですが、相当儲かってそうですしね。これぐらいなら問題ないのでしょう。

仮にCoinCheckはアルトコインなら一往復すれば、年利5％の元はほぼ取れます。てか、今改めて見ましたけど、スプレッド厚すぎ!

※スプレッドの見方はこちら ⇒ https://bitcoiner.link/1380.html

この貸通貨サービスの最大のポイントは、中途解約できず、貸付通貨が分別管理されていないこと。

https://twitter.com/suu_t/status/875752850004951042

貸仮想通貨リスク高くない？ pic.twitter.com/tkZ1K2TRmB

— てんしち (@tenshichi107) June 16, 2017

つまり、取引所破たん時に貸付コインが無くなってしまう可能性があります。これを年利5%と釣り合うと見るかどうか。

例えば、Bitflyerなら名だたる企業が出資しており、資本金も約40億円と厚く安心感があります。

肝心のCoincheckはどうかなっと・・・

企業規模、資本金ともに不安だ・・・。私は当面様子見で。