海外でも使える国際キャッシュカードってありなのか?手数料の安いお得な銀行は?

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私は結構海外旅行が好き(といってもハワイしか行ったことがない)なのですが、しばしば悩むのが現地での支払事情。海外旅行に余り慣れていなかったり、忙しいと空港の両替店舗で交換しがち。

最近では為替手数料をかけない手段としてマネパカードを使った方法等も言われるようになりましたが、それでも色々調べたりは面倒だし、それは手間賃ということでいいやという人もいるかもしれません。

海外旅行・留学に持っていきたい3つの海外専用プリペイドカード比較
海外旅行に行くときに必須なのがそう現地通貨。出発前の空港ロビーでは、依然多くの人がメガバンクの外貨両替コーナーで列を作って...

そうした場合にも、わざわざ両替所に行かなくとも、現地のATMで現金を引き出せる方法として、海外のATMでも日本と同様に使える国際キャッシュカードの存在はご存知でしょうか。

自分で日本で入金して、両替して、チャージして等々の手間を問題ないと考えるなら冒頭の海外専用プイペイドカードが有用ですが、それ以外だと国際キャッシュカードという選択肢も案外ありなのでしょうか?

現地での支払はほぼクレジットカードで済ませたけども、アメリカなどのようなチップの手渡し等が文化としてある国で急に現金が必要になった場合等にも重宝しますね。

そうした時に使える国際キャッシュカードについて、メリット・デメリットや手数料が安い銀行はどこか、実際に使えるものなのか、色々と調べてみました。

国際キャッシュカードのメリット

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まず、国際キャッシュカードを利用するメリットとして何があるでしょうか?大きく分けて以下の2点があるかと思います。

  1. いつものキャッシュカードですぐに外貨調達できる手軽さ
  2. 金利の支払不要で、使用限度は口座残高までだから使いすぎを防止

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

いつものキャッシュカードですぐに外貨調達できる手軽さ

色々な外貨調達手段があるなかで国際キャッシュカードを使う利点としては、やはりいつものキャッシュカードで海外ATMからお金を引出せることです。

最近のカードでは、VISAのマスターカードのATMネットワークであるPLUS、Master CardのCirrusのマークがあるATMなら大概はお金を引き出す事が可能です↓。

仕組みは簡単で、国際キャッシュカードはどちらかのATMネットワークに加入しており、ATMで指定した金額分が加盟ネットワークの定める換算レートで円換算されて、キャッシュカードの口座より引き落とされます

色んな銀行のホームページを見ていただくと、「VISAの定めた換算レートに○○%加算したレートで円貨換算」等と書いてあります。この上乗せ分が銀行の為替手数料に相当します。

海外で利用できるキャッシュカードの形態としては、キャッシュカードに上記ネットワークが利用できる機能が付帯しているものや、デビットカード機能が付帯しているものなどがあります。

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http://www.rakuten.co.jp/

ご存知のようにデビットカードは現金を引き出さずにクレジットカードのように利用でき、直接銀行口座から引き落とされるカードです。

このデビットカードでも海外のATMで口座の残高の範囲内であれば、現地通貨でお金を引き出すことが可能です。勿論これはキャッシングとは異なりますよ。

金利の支払不要で、使用限度は口座残高までだから使いすぎを防止

海外のATMで同じように現金が必要となった場合、クレジットカードの外貨キャッシング機能でも同じように現地通貨を調達することができます。但し、外貨キャッシングの場合は、あくまでもキャッシングですので金利が発生します。

例えばクレジットカードのキャッシングが年利18%の場合、20万円分借りると1日あたり約100円の金利負担が生じます。

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キャッシングもメリットはありますが(むしろ手数料面では得となることも)、引き出した後に返済まで日にちがかかるようであれば、国際キャッシュカードで自分の口座から引き出す方が金利はかからないですし、返済忘れもありません。

キャッシング」・「借入」などというような言葉を毛嫌いされる方や、手数料等よりも返済にハラハラしたくない方には、十分に有用な手段になります。

また、国際キャッシュカードは当然ながらキャッシュカードですので、自分の口座の残高までしか使用できませんが、その分審査もありませんので、何らかの理由でクレジットカード発効の審査が通らずクレジットカードが無くて海外での利用に困った!・・・なんてこともないですね。

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国際キャッシュカードのデメリット

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一見便利な国際キャッシュカードですが、思わぬ落とし穴があります。

相対的に為替手数料が割高になる場合も

上記に挙げた手軽さがある一方で、国際キャッシュカードのデメリットはなんでしょうか?顕著な特徴として、手数料がクレジットカード等よりも相対的に割高になる傾向があります。実際にどういった手数料が取られるのか、実在のカードを例に確認してみます。

  国際キャッシュカードで引き出し クレジットカードの通常利用 クレジットカードの外貨キャッシング
 ATM利用手数料 100円(税別)  –  1万円以下:100円(税別)
1万円超:200円(税別)
為替レート  VISAの基準レート  VISAの基準レート  VISAの基準レート
為替・事務手数料 4.0% 1.63%
金利 年利18%
1000ドル利用時の金額 約104,000円 約101,630円 約101,480円

※1.国際キャッシュカードは新生銀行、クレジットカードは三井住友VISAカードをモデルケースとして使用。
※2.為替レートは100円、キャッシングの返済は30日とする。

※3.VISAのレートとはVISA World wideが定める取引用の為替レート。VISAのインフラを用いて異通貨間取引が行われる場合は、このレートをが持ちいられる。どのようなレートが用いられているのかは、VISAのホームページで確認可能。

国際キャッシュカードはそのまま海外で利用できる新生銀行のカード、クレジットカードはお馴染みの三井住友VISAカードで比較してみました。表を見ると一目瞭然ですが、ATMから引き出す際の為替手数料が4%とやたら高い。

後ほど比較しますが、大体どこの国際キャッシュカードでも多くは2~4%はかかります。一方、クレジットカードを使用すると上記ほど高い為替手数料の支払は無く、国際キャッシュカードにかかる事務手数料よりも良心的。海外キャッシングに至っては、1週間で返せばかなり手数料水準は低くなるんですね。うーむ。

まぁ、これを見れば分かりますが国際キャッシュカード・・・銀行によるけど、手数料が高い。

ATMでダイレクトに引き出せる利便性を冒頭に書いておいて恐縮ですが、少しでも手数料を削減したいなら、手数料の高い銀行の利用は避けたいところ。この銀行の場合、その利便性に見合わぬコスト。あまり使うことはお勧めできません。

どうしても現金が必要な場合は手数料のクレジットカードと変わらない安い銀行を使う、もしくは事前に愛用しているクレジットカードの海外キャッシング枠をこじ開けておき、海外のATMで現地通貨で引き出して利用する方法が安く済む場合が多いです。

但し、後者はキャッシングなので、当たり前ですが後日金利込みでどーんと支払が来るのを忘れないように。

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では、一番手数料が安い銀行はどこなのか?

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さて、ここまでで国際キャッシュカードは、海外のATMから引き出す際にかかる各銀行上乗せの為替手数料コストが高いことがご理解できたかと思います。

しかし、それでも万が一の時のためにキャッシュカードから外貨を引き出せる方が安心だ!という方もいますので、その場合はせめて為替手数料が相対的に安価な銀行のカードを持っておきたいところです。

国際キャッシュカードとして利用できる主な銀行一覧(デビットカード兼用を含む)

 銀行名 ジャパンネット銀行 SMBC信託銀行 新生銀行
カード形式 デビット機能付カード 国際キャッシュカード 国際キャッシュカード
換算レート VISA基準レート SMBC信託店頭レート VISA基準レート
為替・事務手数料 3.02%(税込) 3% 4%
ATM手数料 無料 無料 無料
年会費 無料 無料(別途口座維持手数料あり) 無料
保険 盗難保険
備考等 ・盗難保険
・ファミマ提携カードあり
・米ドル引出専用カードあり
 銀行名 三菱東京UFJ銀行 住信SBIネット銀行 楽天銀行
カード形態 デビット機能付カード デビット機能付カード デビット機能付カード
換算レート VISA基準レート VISA基準レート VISA基準レート
為替・事務手数料 3.0% ・米ドル決済:1.5%(非課税)
・円貨決済:2.5%(非課税)
3.024%(税込)
ATM手数料 108円(税込) 無料 無料
年会費 1,080円(税込) 無料 1,029円(税込)
保険 ショッピング保険、不正利用補償 不正利用補償
備考等 ・デビット利用で0.2%還元 ・デビット利用で0.3%還元 -デビット利用で0.2%還元
 銀行名 イオン銀行 ソニー銀行 りそな銀行
カード形態 デビット機能付カード デビット機能付カード デビット機能付カード
換算レート VISA基準レート VISA基準レート VISA基準レート
為替・事務手数料 1.60% 1.76%(税込)
2.5%
ATM手数料 216円(税込) 216円(税込) 無料
年会費 無料 無料 540円(税込)
保険 ショッピング保険、不正利用補償 ショピング保険、不正利用補償
備考等 ・イオン対象店舗でポイント2倍
・イオン対象店舗で割引
・デビット利用で0.5-2.0%の還元
・Hertz、Travelex優待利用
・他行宛振込+1回無料
-デビット利用でりそなクラブポイント

※カードブランドを選べる場合は、VISAを選択する前提

ざっとまとめるとこんな感じ。だいたいどこのキャッシュカードも、純粋な国際キャッシュカードというよりもデビット機能が付帯されており、それが海外でも国際キャッシュカードとして使えるパターンが多いですね。

為替・事務手数料最安はイオン銀行

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(出所)http://www.aeon.co.jp/

手数料が最も安いのが、イオンのデビット機能付きキャッシュカード。このカードの利点は、海外のATM等で引き落とした時の為替・事務手数料が1.60%と国際キャッシュカードやデビットカードの中では相対的に安いこと。

1.60%という水準は、クレジットカードを海外で利用した歳にかかる事務手数料1.63%とほぼ同じ。

なので、海外でクレジットカードを利用して、金利負担のあるキャッシングするのが嫌な場合は、ほぼ同じ手数料のイオン銀行カードでATMから引き出せば余計な手数料負担はなく現金を入手できます。

また、ショッピング保険や盗難時の不正利用補償なども備えており、海外で利用するには最低限の安全性は備えています。イオンで一定額ポイント等が付くのもありがたいですね。イオンデビットカードの特典を端的にまとめると以下のような感じ。

イオンデビットカードのイオン関連の特典

  1. イオングループの対象店舗での利用ならときめきポイントが2倍
  2. 毎月20・30日のお客様感謝デーはお買い物代金が5%OFF
  3. 毎月15日(55歳以上)のG・G感謝デーは5%OFF
  4. 毎月10日の「ときめきWポイントデー」はときめきポイント2倍
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(出所)http://moneykit.net/

その他には、ソニー銀行なども為替コストは1.76%と同等の水準を保持。勿論補償周りも基本的なものは付帯してあるので、海外利用にも安心して持っていけるでしょう。

私のおすすめの使い方は、海外旅行用としてイオン銀行に必要な分だけお金を振込み、海外でのショッピングの決済やATMでの引出にイオンのカードを使う、なんて利用方法が安全かつ便利です。


割高になるのは新生銀行、ジャパンネット銀行、楽天銀行等

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(出所)http://www.japannetbank.co.jp/

上記とは逆に、国際キャッシュカードとしてコストの観点から使ってはいけないカードが新生銀行ジャパンネット銀行楽天銀行三菱東京UFJ銀行あたりのカード。

新生銀行は冒頭の例の通り為替コストが4%かかります。また、ジャパンネット銀行、楽天銀行、三菱東京UFJ銀行などのカードも3%前後とかなり割高。ここらへんのカードを海外で利用するのは控えた方が良さそうです。

でもメインバンクは上記なの・・・という場合で、海外で現金を引出したいなんて時は素直に手数料の安い銀行の口座を開設、もしくはクレジットカードのキャッシング枠やマネパカード等為替コストが安い手段を使いましょう。

キャッシングの場合は、帰国後は返済手続きを忘れずに。

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国際キャッシュカード、デビットカードを使う前に注意しておきたいこと

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さぁ、手数料の安い国際キャッシュカード、デビットカードも準備できたし旅行に行こう!いえ、ょっと待った!

海外でのカード類の利用は色々な盗難、スキミング、不正利用など様々なトラブルに巻き込まれる可能性が高いです。旅行前に以下の点は最低限確認しておきたいですね。

1.利用前にATM引出限度額の確認・設定を行う

その前に海外で利用できるよう金額の設定をきちっと行っておきましょう。万が一の場合に備えて不必要な額を引き出せないよう限度額を変更しましょう。一方、当初の設定で既に低い設定になっていることがあります。携帯前に事前に確認して、逆に低すぎないかも確認しましょう。

特にSMBC信託銀行や新生銀行等は要注意

各行のATM利用限度額初期設定

  • ジャパンネット銀行:30万円/1日(限度額の設定変更方法はこちら)
  • SMBC信託銀行:10万円/1日(限度額の設定変更方法はこちら)
  • 新生銀行:0円/1日(限度額の設定変更方法はこちら)
  • 三菱東京UFJ銀行:50万円/1日(限度額の設定変更方法はこちら
  • 住信SBIネット銀行:30万円/1日(限度額の設定変更方法はこちら
  • 楽天銀行:20万円/1日(限度額の設定変更方法はこちら
  • イオン銀行:50万円/1日
  • ソニー銀行:50万円/1日(限度額の設定変更方法はこちら
  • りそな銀行:50万円/1日

2.緊急用のデスクの番号を控える

海外のATMはカードを飲み込んでしまったり、スキミング用にスキャン装置が取り付けつけられていたりと、たちの悪いものが多いです。すぐに利用停止措置や再発行の依頼が取れるよう緊急デスクの番号は必ず控えておきましょう。

  • ジャパンネット銀行:事故受付センター +81 3- 6739-5026
  • SMBC信託銀行:紛失・盗難専用ダイヤル +81 45-330-2890
  • 新生銀行:新生パワーコール 北米から +1 866-744-6734 その他の国から +81 3-5954-7763
  • 三菱東京UFJ銀行:デビットデスク +81 50-3786-7350
  • 住信SBIネット銀行:+81 3-5363-7370
  • 楽天銀行:カスタマーセンター +81 3-6832-2277
  • イオン銀行:紛失・盗難専用ダイヤル +81 3-6832-1234
  • ソニー銀行:カスタマーセンター +81 3 6730 2730
  • りそな銀行:クイックロビー運営センター +81 48-826-0311

※全て海外から電話をかける場合

とりあえずはこんなところでしょうか。これさえ押さえておけば普通に海外にキャシュを持っていくよりも、何倍も便利な国際キャッシュカード・デビットカードを安心して使えます。

ぜひお試しあれ。

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