メルカリやラクマの伸びが著しいけど、日本人は本質的には中古品が嫌いな人多いよね

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メルカリ上場時の株価の跳ねあがりには、市場の期待の高さが表れている。ただし、上場以後は典型的な初値天井の状態となっており、株価は下降が続く。少し期待を織り込み過ぎたのか。

Kabutanの特集記事によると、年間で不要となった製品の76,000億円に対し、リユース市場への流通は4割弱(経済産業省調べ)。

更にメルカリのようなCtoCの流通サービスのシェアは約6%。中古品市場としての伸びしろに加え、メルカリの提供する「個人間売買市場」の伸びしろも大きく、こういうデータを見ると成長ストーリーに対する期待感も分からなくはない。

ただ、こんなストーリーの前に思うことが1つ。日本人って中古に対する抵抗感を持つ人が多いのでは?ということ。

こうした日本人の性(さが)が中古市場に影響すると、想定ほど伸びないのでは?という見方もある。

日本人はなぜこんなにも中古品に対する抵抗感が強いのか?

中古品に対する抵抗感、私の周りだけかもしれないが、結構聞く。意見の大半がこれだ。

  • せっかくお金を出すのだから、新品が良い
  • 誰が使用したかわからないものを使うのは汚い

なんとなく新品じゃないと嫌という新品志向と、他人の触った・使用したものを使うのが嫌という生理的嫌悪。特に服やアクセサリー等、身に着ける中古品に対する抵抗感を持つ人は多い。

私は最近やっと中古の本等を売買”できるようになった“が、未だに中古の洋服等は抵抗がある。特に古着屋独特の匂い。私は駄目だ。

中古品に対する抵抗感を持つ人は少なくなっている?

メルカリが最近フリマアプリを使用するユーザー500人と未使用の人500人の計1,000人に実施した調査では、商品を購入する際に重視する要素として、「新品であること」を重視する人は3割未満だという。

(出所)ITmedia

また、年齢層別では、特に20代ユーザーの半数以上が中古品を買うことに抵抗を感じなくなっているという結果だ。

(出所)ITmedia

ただ、この調査はメルカリが実施していることもあり、恣意性を感じる。記事の内容も誘導的だ。

例えば、2017年にマクロミルが15,000人に対して実施した調査では、フリマアプリを利用しているユーザーは、全体の2割弱だった。

普及の拡大が続いていることを考慮しても、母集団の数にフリマアプリを使用しているユーザーを50%も含めるのは、実態とやや乖離した調査と言わざるを得ない。中古品に抵抗を持たない人が多くなる結果も当然だ。

また、20代の半数が抵抗を持たないことが注目されたが、一方で所得水準の高い高齢層ほど中古品の売買に抵抗を感じている人が多くなる。こうした事実も見逃してはいけないだろう。

中古品に抵抗がなくなったいうよりも、結局金がないだけじゃ

確かにフリマアプリの流行によって、絶対数として中古品の売買を行う人が増えていることは間違いない。以前よりも手近な手段が確立されてきたことは確実に寄与している。

しかし、こうした手段の要因とは別に、若年層の可処分所得の低下が影響していると思う。給与が伸びない中、税金だけバカバカ上がっており、新品を買いたくても買えない。また、少しでも使わないものは売却し、次の消費財の購入に充てたい。そんなことが背景にあると考えられる。

私も本を新品で買うことはなくなったし、図書館やメルカリ経由で購入し、読み終わったらすぐ売るサイクルになった。本棚は今ではスカスカだ。

日本人は本質的に新品信仰が強いと思う。一生涯の買い物である住宅市場がその最たる例だろう。人口が減少しこれだけ空き家が問題となっても、未だに新築の住宅がバカバカ建ち、買う人が後を絶たない。

日本人の気質変わりが中古市場が伸びているというよりも、日本が、日本人が貧しくなっている。そんな現実が中古品市場を成長させている気がしてならず、なんだか素直に喜べない。

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