今月の株式運用状況について確認します。月次で確認したかったところですが、先月は多忙につき、確認できず1月飛ばしとなりました。
堅調なプラスが続いておりましたが、またもや10月に相場が大きく調整したため、含み益も縮小せざるをえなかったようです。全体では、2ヵ月前対比で約10万円ほど含み益が小さくなりました。
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投資ポリシー
投資スタンスは変更なし。他人資本を使って不動産に投資しつつ、手元と資金は中長期ポジションとして米国株式に投資し、キャピタルリターン+インカムを狙います。
米国株式を選ぶ理由は中長期の成長性の高さです。定量的に検証した結果、やはり米国株式以外は微妙・・・という判断から米国株式一本を継続中です。
依然として不動産の買い付けには至っておらず、現在のアセットアロケーションは株式が中心のポジションです。手元の現金比率が高いのが気になり、ややうずうずしています。
足元の運用環境
10月は、金利上昇を受けたバリューション調整の動きや米中貿易摩擦に対するリスク回避で軟調な推移が継続しました。中間選挙後は、予想通りの展開となった安心感から買い戻しの動きとなり、3ヵ月前と比べると水準はトントンといった感じ。
※S&P500:青、ダウ平均株価:水色、ナスダック:オレンジ
ダウ平均株価は、それまでの上昇幅が相対的に大きかったこともあり、主要3指数の中では唯一プラス圏に戻してます。一方、業績懸念が出ている主要テック銘柄が下押し圧力となったナスダックはまだまだ5%程度安い状況。
セクター別の動向では、生活必需品や公益事業、ヘルスケア等のディフェンシブセクターが選好されています。
下げが強いのが、原油の在庫のだぶつきが警戒されているエネルギー、テック系の軟調な動きが影響したコミュニケーションサービス、素材等のハイベータ系。
ロベータ↑・ハイベータ↓明確にリスクオフ相場らしい動きが見られています。
米国株式:142万円(+5.0%、2カ月前比▲1.70%)
次に個別資産の状況です。
米国株式のETFポジションは、引き続きプラスの収益率を確保していますが、2ヵ月前よりもその大きさは縮小しました。
評価損益率でみると、HDVやVDCのプラスが大きいですが、冒頭での説明の通り、足元では生活必需品等のディフェンシブ系のストックが強かったことと、投資開始時期が早かったためです。
この6ヵ月ぐらいでは、特に生活必需品セクターのアウトパフォームは強烈です。ただし、これは今まで相対的に安く放置された揺り戻しと言えます。
※S&P500:水色、HDV:青色、VDC:紫色
例えば、ここ5年のパフォーマンスで見ると、S&P500等と比べればHDVやVDCが配当収益込みでもいかにダメダメなETFかが分かります。
上昇局面が続く近年の相場だけで判断すると、これらのディフェンシブ系ETFは投資効率の観点で大きく市場に劣後しています。
足元の5年のタームでは、やはりDVY及びVYMの収益が高配当株式ETFの中ではマシです。
投信:32万円(▲2.02%、2ヵ月前比▲0.87%)
ドルコスト投資法で、今年から継続的にお金を突っ込んでいる米国株式及び新興国株式の投信については、特に新興国株式が良い感じに赤文字になっています。
トルコ・ショックや米中貿易戦争を嫌気して今年の6月から中国株式などが大きく売られる状況が続いており、今では米国株式と又裂きで推移していますね。
新興国株式は経済の成長性を踏まえるともう少しリターンが欲しい所ですが、リターンが高い分リスクも高いのは当たり前なので想定される範囲です。
長期でポジションを張るなら、これぐらいのマイナスは気にしてはいけません。
ただし、頭の中では、中国が大胆な景気対策に踏み切るかも・・・、米国と中国の交渉がまとまれば、一転して買い戻しの動きもあるかも・・・というアホな妄想をすることもあります。
DC:120万円(+21.2%、2ヵ月前比▲6.19%)
DCは中長期の積立なので、やはり長いことドルコストで投資している強みが発揮しています。
社会人になったばかりの頃は、投資の「と」の字も分からず、長い間元本確保型の糞つまらない商品に全力投球してしまい、時間を無駄にしてしまいました。
もし2009年や2010年頃からしっかりと投資知識があり、積立ができていればもっとまともな投資結果になっていただろうに。
今はスマホ等で簡単に投資の情報を調べることができるようになっており、投資にかかる各種作業コストも安価になっています。良い時代です。
会社のDCやidecoを債券や元本確保型等の安全資産で放っている人は、早めに株式等のリスク性資産への切り替えがオススメされます。
時期が早ければ早いほど、高リターン+非課税+長期運用のメリットを享受することができますしね。
相場や金融市場の動きを見るのが好きなので、色々と足元の状況に触れていますが、ど短期で判断するようではまだまだ半人前の投資家です。こういう時はバフェットの熱い名言を思い返します。
「喜んで株を10年間持ち続ける気がないなら、たった10分間でも株を持とうなどど考えるべきですらない」
至言です。