シェアの小さい取引所は避けるべし。仮想通貨の取引所選びには「取引量」という観点を

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仮想通貨の盛り上がりに比して、様々な企業が仮想通貨の取引所の運営に乗り出しています。最近の報道で話題になった仮想通貨事業への参入(予定)を確認してみると、

  • SBIホールディングス(SBI MAX)
  • カブドットコム証券
  • マネーパートナーズ
  • GMO(Z.comコイン)

などのネット証券の大手が続々と参入予定です。

これだけの業者が参入してくることによって、更に仮想通貨取引の利便性やコストの改善が見込まれます。

特に現状参入している業者は、Bitflyerを除くと運営会社の規模や資本力も小さく、大事な資金を預ける前提としての事業継続可能性は正直心もとないですしね。

あまりにも数が多すぎて、口座開設先に迷う?

今は有象無象の業者が数多くあり、口座開設に迷うこともあるかと思います。そんな時には、先行して取引を行っている人のブログなどでおススメされている先を選ぶのも方法の一つですね。

こうしたブログは非常に有益です。使い勝手やサービスのクオリティ、一々調べなくても簡単に概要を把握できます。しかし、個人の感想に基づくため、自分の利用先に偏重していたりとやや主観的な内容になることも。

私はこうした取引所選びには、ブログ等の先行者の声の他に、非常にクリアで客観的な指標である「取引量」を見て判断することをオススメします。

取引所ビジネスの一番大事な指標は「取引量」

なぜ「取引量」か?それは以下の2つの理由に基づいています。

  1. 取引所は通貨取引による手数料収入で成り立っている
  2. 取引量が多い≒ユーザー数が多く、一定の評価を得ている

取引量が多い取引所は、手数料収入が多くそれだけサービスの運営が安定します。また、収益が安定しているほど、今後のサービス改善やセキュリティ対策も取りやすい。

そして取引量が多い程、その背後に相応のユーザー数がいる可能性があります。つまり、それだけ多くのユーザーに支持・評価されているということです。

個人の感想も勿論大事ですが、「取引量」は取引所として最も正直かつ客観的で信頼できる指標と考えます。

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取引量のシェアはこんな方法で簡単に調べられる

ちなみに、肝心の取引量のシェアは海外の仮想通貨比較サイト「Cryptocompare」などで簡単に調べることができます。

例えば、日本人が一番多いであろう「BTC/JPY」の取引量シェアはこんな感じ。

BTC/JPYの取引シェア  (出所)Cryptocompare

BTC/JPYの直近24時間取引ボリューム(出所)Cyptocompare

ちなみに、当該サイトの集計では足下の取引シェアはBitflyer(FX含む)CoincheckZaifの順で、その他の取引所が続きます。

これだけみるとBitflyerの取の大きさは、FXによるレバレッジ取引が寄与が大きい。現物取引に限ると、Coincheckの方がシェアが日本一ではないかという見方もできそうです。

なお、この取引量による取引所選びは、アルトコインを取引するなら欠かせない海外の取引所選びにも適用できます。例えば、BTC/USDに合わせて確認すると、

BitfinexやPoloniexが上位にあることができます。海外の取引所ほど日本語では中々情報もなく、不安な点も多い。

取引所選びの観点として、こういったバロメーターで少しでも取引量が多く、信用できそうな先を選んでみるのはいかがでしょうか。


日本で一番簡単にビットコインが買える取引所 coincheck bitcoin
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