処分に困る外貨をスッキリPocket Changeは便利だけど、そもそもは現金持たなければ良いよね

スポンサーリンク

海外旅行に行く時に現地で使えるお金を準備するために外貨両替を利用する人も多いだろう。私も海外旅行が好きでハワイには毎年家族で旅行に行っている。数年前までは、外貨両替の列に並んで日本円を交換していた。

旅行が終わると困るのが、余った外貨の処理だ。余った紙幣は場所も取らないし、円高局面に両替していたなら、来年の旅行用に置いておけば良い。処分したいなら、外貨両替所で交換できる。

しかし、困るのが硬貨の扱いだ。硬貨は場所を取るし、両替所等での処分もできない。そのため、外国コイン募金チップとして処分していた人も多いのではなかろうか。

こうした募金やチップとして処理されたコインの価値を考慮すると、外貨両替で現金を持つコストは意外に高い。こうしたロスを解決してくれるサービスとして、注目されているのがPocket Change

余った外貨を専用の端末で電子マネーにチェンジしてくれる

 サービス名 Pocket Change
サービス内容 専用端末による外貨両替
提供会社 株式会社ポケットチェンジ
利用料 無料(レートに含む)
対応通貨 米ドル・ユーロ・中国元・韓国ウォン・日本円

Pocket Changeのスゴイところは、冒頭のような余った外貨を専用端末に入れれば、簡単に電子マネーやギフト券に交換してくれることだ。

対象通貨は米ドルユーロ中国元韓国ウォンの4通貨。日本人旅行者旅行者が多い旅行先は概ねカバーしている。利用は簡単で、交換サービスを選び、任意を外貨を突っ込めば自動で判別し、電子マネーやギフト券に交換してくれる。

コインを入れて

電子マネー・ギフト券を受取り

端末は現在以下の地点に設置されている。海外からの主要な到着窓口には置いてあり、ついでにサクッっと交換して帰途につけそうだ。

■専用端末の主な設置場所の抜粋

 地域 場所
東京 羽田空港国際線ターミナル
新宿 歌舞伎城1F
大阪 関西国際空港 国際線到着エリア
地下鉄四つ橋線  住之江公園駅 大阪ジョイテルホテル
阪和線 日根野駅 関空ジョイテルホテル
長堀鶴見緑地線 長堀橋駅 ホテルエキチカ長堀橋
兵庫 阪神 元町駅 神戸プラザホテル
北海道 新千歳空港 国際線到着口
福岡 福岡空港 国際線ターミナル

Pocket Changeの主な用途はやはり硬貨だろう。今まで個人的には余計なコストとなっていた外国硬貨を無駄なく使うことができる。ただし、実際に調べた所によると、レートに上乗せされるスプレッドは15-20%近い。

コインの処理や専用端末の稼働コスト等を考えると、相応のコストか。チップや募金として利用し、0になるよりマシといった程度。Twitter等でも交換レートに対する評判は良くない

現金保有はコスト。そもそもカード決済中心で済ませた方が良い

便利なサービスではあるのだが、個人的にはそもそも論に焦点を当てると、外貨は現金で保有すること自体がコスト。紙幣や硬貨で持つから、割高なスプレッドを支払わざるを得なくなる。

クレジットカードやプリペイドカード等があるのだから、特に決済システム十分に普及している欧米なら現金で持つ必要は殆どない。チップや露店での決済用に最低限だけ保有すれば十分だろう。

私の場合は、外貨プリペイドカードとしてマネパカードにFX並みの為替レートで米ドルを補充し、最近は海外旅行に出かけている。これが最もコストが安く安全と勝手に思っている。

マネパカードは知っている人なら知っている最強の外貨プリペイド。コスト面重視なら、その他のプリペイドカードは正直検討に値しない。

オンライン上で米ドルなら為替レート+80銭で交換できるため、メガバンクの両替所の極厚スプレッドとは比較にならない。今チェックしたら、三井住友銀行でFXのレート約+3.5円だった。恐ろしい。

ちなみに、クレジットカード同様にそのまま決済できるし、必要なら200円の手数料で現地のATMから現金も出金できる。

例えば、ハワイでは現地の両替所に長蛇の列をよく見かけるが、私はその近くのATMからカードに補充済みの米ドルをそのまま下している。米ドル現金を得るのに両替所に並ぶ必要もなくなり、時間の節約もできる。

また、プリペイドなので、万一の盗難時も被害は限られる。クレジットカードの盗難補償は自己に過失があると補償されない場合があり、それでウン十万円も使われたら目も当てられない。だから、私はプリペイド派だ。

海外旅行・留学に持っていきたい3つの海外専用プリペイドカード比較
海外旅行に行くときに必須なのがそう現地通貨。出発前の空港ロビーでは、依然多くの人がメガバンクの外貨両替コーナーで列を作って...

結論便利だけど、私にとってはあまり必要ないサービスだった

そう考えると、全てカード等の決済で済ませた方が両替コスト、時間、安全面いずれにおいても優位にあり、私は使うことがなさそうだ。

交換手数料も高いので、安易に使うのはお勧めできない。Pocket Changeがあるからと言って、やすやすと外貨の現金を余らせないように注意したい。

ただ、上記のようにカード等による決済で極力外貨保有コストの削減努力をしても、どうしても使いこなせない端数が必ず出てくる。そういったものを処理する時に、初めて使ってみると良いだろう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする