節約やダイエットに!忙しい若者こそ宅配食がおすすめな件

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30代に差し掛かると体のあちこちに変化が見られます。20代前半に着用していたスーツが入らなくなり、スーツの上着を脱ぐとベルトの上に腹肉が乗ってくる。代謝が落ちたせいなのか、少量の飲食でも体に跳ね返るスピードが早くなってきます。

なんとかこの状況を脱しようとスポーツジムに通おうとするも、やはり続かず妻からの視線が痛い・・・。

そうしたなか、ある日見つけたのが栄養士が作る宅配食の広告。里帰り出産で自炊をせざるをえないので、試しに頼んでみることにしました。

宅配食はもはや病人や高齢者だけのものではない

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宅配食と聞いてどんなものを想像するでしょうか?私は実際に利用するまでは、病気がちの人、持病で節制が必要な人、高齢者などが利用するものだと考えていました。確かに宅配食事業者のメニューを見てみると、

  • 糖尿病食
  • 減塩食
  • 腎臓病食
  • 糖質制限食

等々。お年寄りや病気を患っている人向けの制限食が多いです。しかし、最近の宅配食はそのヘルシーさを売りに体調管理に気を付けている若い女性や、ダイエットしたいが自炊が難しいビジネスマンの注文が増えているそうです。レンジでチンで済むので、いかにも私のようなめんどくさがり屋のニーズも増えています。

値段もそれなりで節約用途にもあり

特に一人暮らしのビジネスマンは仕事が終わっても忙しくて自炊しない人が多いため、常にファーストフードや外食で済ませる人も少なくないですね。恒常的な外食は健康面への影響も心配ですが、金銭的にも負担が大きいです。

一方、最近の宅配食は1食500~700円で栄養バランスの取れた食事が取れるため、例えば1か月の食事の一部を1食500円のお弁当に置き換えるだけで、いつも外食で済ますよりかは遥かに経済的になります。そういった用途にも宅食は使えます。

高齢化・健康志向の高まりで宅配食の会社も大幅増

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先進国化するにつれて出生率は下がる傾向にあるといわれており、日本はまさにそのような状況にあります。島国ならでは良さでもあり、悪さでもあるのですが、言語的・文化的に排他要素が多く、移民は難しい。人口増加も芳しくなく、日本の先行きはあまり明るくないかもしれません。

あなたがそうした状況を分かっているなか、一定額やるから何か企業しろと言われた場合、何をネタにビジネスをしますか?おそらく少子高齢化に焦点を当てた内容で探す人は多いはず。

医療や介護関連は最近やたら新規参入を見かけますよね。この宅配食業界も関連産業の一つです。宅配食・宅食などで検索してみると、参入企業数はかなり多い。宅配食の会社について、主要な会社とどんなサービスを提供しているのか参考にご紹介いたします。

ワタミの宅食

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  • ワタミ株式会社が経営
  • 通常の冷蔵タイプ(not冷凍)を定期契約で毎日お届け。専用ボックスでの受領も可
  • 自炊用に材料キットの販売も
  • おかずの種類は500以上とか

ワタミが経営する宅食事業。高齢者宅配食の業界ではシェアトップ。ワタミはもう売却してしまいましたが、以前は介護ビジネスもやっており、まさしく日本の少子高齢化を狙った経営をしていました。ただ、イメージが悪くなりすぎて老人ホームなどは最後はなかなか埋まらなかったようです。

宅配方式はまごごろスタッフと呼ばれる配達員が毎日定期的に配達する方式。つまり、高齢者の様子見役としてはうってつけなわけで、実際に手渡しを売りにしています。

しかし、この場合は必ず在宅する必要がありますし、味が売りらしく冷蔵品を配達するということで必ずその日のうちに消費しなければいけません。つまり、保存が効かないので、飲み会や用事などでしばしば家を外すような若い社会人にはあまり向いていないということが分かります。そのため、私のような30代の人間は対象外ですね。

mealtime

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  • 株式会社ファンデリーが運営
  • 売りは利便性と業界随一の栄養士軍団とのこと
  • メニューは200種以上
  • 配達は最速で翌日、時間指定は21時まで対応

なので私が実際に頼んだのみたのがまずここです。知るに至ったきっかけは、経済番組好きの私がよく見ているテレ東のカンブリア宮殿という番組。カンブリア宮殿は今勢いのある企業の社長を呼び、成功の秘訣などについて語ってもらう番組なのですが、保険業から転身したこちらの社長が語っていました。

話は戻りますが、mealtimeの売りは豊富な管理栄養士の数。実際に自分の健康状態にあったメニューを電話などで相談に乗ってくれます。医療機関での紹介実績も多数あり、ワタミのように専門の人材が訪問するというわけではないですが、高齢者や持病持ちの人の評判は良いそうです。

上記の点は特に私は興味がないですが、一番の選択理由は冷凍で配達に融通が効くこと。一定の数をまとめ買いすれば送料はかからず、時間指定も21時まで対応しているため、帰宅が夜遅い私には都合が良い。冷凍なので、長期保存も可能。

他のサービスとやや異なる特徴として、最初からごはん入り弁当も販売しています。このような宅配食は大体がおかずのみのセットである場合が大半なのですが、ごはんが含まれているので若い男性でもそこそこ膨れます。

■関連リンク

ウェルネスダイニング

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  • ウェルネスダイニング株式会社が運営
  • 個別のメニュー選択はなく、カロリー制限、塩分制限などテーマごとのコース注文
  • 宅配は冷凍で日時指定可能

ウェルネスダイニングはメニュー数ではなく、上記に記載したようにテーマに絞ったコースが売りです。健康志向のメニューを謳っていることもあり、栄養士がメニューを作成。電話による相談も可能な点はmealtimeと同様です。個別メニューを選ぶのが手間だという方は、手間が省けて良いかもしれません。

宅配は冷凍で一括方式・日時指定可能なので融通は効きます。但し、送料は都度かかる点に注意。それなりに美味しそうなのですが、肝心のメニューは和洋中の選択などができず、おかずのみのセット。つまり、ごはんがありません。

女性や高齢者の場合は、おかずのみで腹が満たされるかもしれませんが、働き盛りの男は流石に厳しい。そのため、ごはんをつけるなら、おかず+ごはんで少し値段が高くなってしまいます。また、電子レンジをおかず・ごはんで2回稼働させるか、ごはんを準備するのに炊飯器が必要なので、食べるのに時間を要します。ウェルネスダイニングのこういった手間は、人によっては多少面倒かもしれません。

健康三彩

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  •  トオカツフーズ株式会社が運営
  • コースや単品いずれの注文も可能で、和洋中、バラエティーメニュー、おばんざいなどメニューの範囲が広い
  • 宅配は冷凍で時間指定可能。21時までOK

健康三彩は比較的メニューの幅が広く、個別注文も可能。自分の気に入ったメニューだけ食べたい人に向いています。メニューが和洋中などでカテゴリー分けされているので、特定の食事を好む人には使いやすいです。健康三彩も概ねごはんは別購入になるため、若い男性には少し物足りないでしょう。

宅配は冷凍で日時指定が可能。忙しいビジネスマンでも注文しやすいですね(但し、送料は別途必要)。こちらのサイトもメニューは他と同様管理栄養士の考案によるものですが、健康状態による個別の相談サービスは提供していないようです。こういった注文について別途専門家の相談が欲しい場合は、mealtimeやウェルネスダイニングが最適です。

■関連リンク

メディカルフードサービス

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  • メディカルフードサービス株式会社が運営
  • タンパク質制限、塩分制限、低糖質などの特定成分の調整メニューが豊富
  • 宅配は冷凍で日時指定可能
  • 使用原材料の生産地を開示

メディカルフードサービスは、社名の通り制限食のメニューが数多く準備されています。高齢者用の食事として、特別にやわらかく調理した専用メニューなどもあります。

宅配は冷凍で日時指定は可能なのですが、コース注文制のみで肝心のメニューは自分で選べません。お試し用コースで不定期注文は可能ですが、定期注文を前提としており、自分のペースで食べることが難しい。無くなったら注文したいという方にはやや不親切ですね。

原材料の生産地を明確に開示しているため、宅配食の業者が何を使っているのか心配だと感じる人には良いかもしれないです。国産だけではなく、外国産の物を使用していることも正直に書いてあります。但し、開示しているからこそ目につく中国の文字。人によっては逆効果でしょう。私の妻みたいに絶対に食べない人も沢山いますからね。

セブンミール

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  • 大手コンビニセブンイレブンのグループ会社セブンミールサービスが運営
  • 宅配は500円から送料。但し、毎日定期的に宅配されるタイプ
  • バランスの取れたメニューだが、成分を制限した病理食のようなものはない

大手小売りセブンイレブンもこの業界に参入してきていますが、セブンミールの特徴は健康食というよりもある程度バランスの取れた通常食の宅配といった感じで、持病で栄養制限のある人向けではないです。また、宅配はワタミの宅食と同様毎日定期的に配達するタイプのため、作りたてを食べられるのは良いかもしれませんが、常に宅配される時間帯に自宅や配達場所にいる人しか利用は厳しいですね。

メニューはおまかせタイプのみですが、献立表を見ると毎日違うメニューが掲示されており、宅配日ごとに購入する・しないを選ぶことができ、任意の選択は可能。

病理食や制限食といった側面は薄く、セブンミールの宅配食における優位性は、上記記載のサイトと比較するとあまりありません。需要の多い高齢者や持病持ちの人などへの訴求力はやや薄いですね。

■関連リンク

他にも同様のサービスはまだ沢山ありますが、大手どころはこのような感じです。特に自炊が苦手な若い独身者や単身赴任中のお父さんの栄養補給・コスト(時間、金銭)面での効果は悪くありません。また、ご自身だけではなく、高齢の親御さんの負担軽減のために利用するのも良いでしょう。是非検討してみてはいかがでしょうか。

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