雑誌の読み放題サービスはdマガジンや楽天マガジンなど色々ありますが、その中でもいくつかあるのが動画の見放題と雑誌や漫画の読み放題がセットになったサービス。そして、そのセットサービスの提供社でも最大のものがU-NEXTです。こちらの記事でも取り上げました。
このU-NEXTは動画サービス主体のサービスなので、動画見放題サービスとして取り上げるサイトやブログは多いものの、雑誌の読み放題や書籍の購入などをメインに言及する記事は少ないですね。
そこで、この記事では敢えて雑誌の読み放題を主眼に置き、併せてU-NEXTの動画サービスの特徴が分かるようこのページでまとめてみます。
U-NEXTの基本情報
サービス名称 | U-NEXT |
運営会社 | U-NEXT |
月額料金 | 1990円(税抜) |
取扱雑誌数 | 70誌以上 |
利用可能媒体 | スマートフォン、タブレット、PC(ブラウザ) |
マルチデバイス | 1契約4台まで |
配信動画数 | 12万本以上(2016/6時点) |
無料トライアル | 31日間 |
U-NEXTの料金は、一見すると高い気もするが・・・
U-NEXTは株式会社U-NEXTが運営する動画配信サービス。そのため、雑誌の読み放題だけの観点で考えてしまうと、1990円(税抜)は一見高いと思われるかもしれません。
試しにいくつかの雑誌読み放題サービスと並べてみると以下の通り。
■主要雑誌読み放題サービスとの比較
提供会社 | U-NEXT | dマガジン | Kindle Unlimited |
月額料金 | 1990円(税抜) | 400円(税抜) | 980円(税込) |
取扱雑誌数 | 約70誌 | 約160誌 | 約180 ~ 200誌(随時変動) |
その他提供サービス | 動画配信・一般書籍購入 | – | 書籍・コミック読み放題 |
U-NEXTでは大よそ70誌前後が読めますが、dマガジンは約160誌が対象、Kindle Unlimitedは約180誌前後が読めます。
確かに、ここだけ見るとコストパフォーマンスは悪い。但し、U-NEXTのサービスではその他提供サービスを加えて総合的に判断しなければなりません。それが、動画のラインナップとU-NEXTポイントです。それぞれ見ていきましょう。
動画のラインナップは同業他社随一
まず、動画のラインナップですが、U-NEXTは業界でもトップ水準のコンテンツ提供数を誇ります。
今現在はU-NEXT社が運営するこのサービスは、元を辿ればUSENが運営していた2007年頃から運営していたGyaoが始まりとなっており、約10年にもわたる運営でコンテンツ数は相当豊富。
■主要動画サービスとの比較
提供会社 | U-NEXT | Netflix | Hulu |
月額料金 | 1990円(税抜) | 950円(税抜) | 933円(税抜) |
提供サービス | ・動画見放題 ・雑誌読み放題 |
・動画見放題 | ・動画見放題 |
コンテンツ数 | 120,000本以上 | 6,500本 | 約20,000本 |
ラインナップの特徴 | アニメ、韓流ドラマ、キッズ、 アダルト等が多い |
ハウス・オブ・カード、火花等の 独自のドラマコンテンツが強い |
国内外のドラマが多い |
無料トライアル | 31日間 | 1カ月 | 2週間 |
例えば、米国発で世界中で展開しているNetflixやHulu等と比較しても、国内コンテンツに関して言えば遜色ない水準。まぁ、当然ながらNetflixやHuluは米国資本の会社ですので、日本国内の動画提供力はU-NEXTには劣ります。
そのため、今現在民法各局・NHKのテレビ番組や成人向け作品動画を見るために類似のサービスに契約していたり、映画や韓流ドラマを見るために定期的にTSUTAYA等で借りている場合は、U-NEXTが代替することで月々の出費が少なくなる可能性もあります。
■U-NEXTの提供する動画製作会社
一方、私は海外ドラマ派だ!という場合は、NetflixやHuluの方がオリジナルも多いため、楽しめるかもしれません。いずれにせよ、ラインナップはU-NEXTの公式ページで確認してからの話ですが、こうした動画提供力の強さは料金判断に考慮すべきですね。
U-NEXTポイントで人によっては実質的な料金水準は990円に
次に注目したいのがU-NEXTポイント。U-NEXTポイントとは、U-NEXTの契約を継続すると毎月1日に付与されるポイントで、1月あたり1,000ポイントもらえます。
このU-NEXTポイントの価値は、1000ポイント1円の価値で使用することができ、主として以下のような用途に使用可能。
- 動画の閲覧
- 一般書籍・コミックの購入
- 映画の割引チケット購入
動画閲覧の用途としては、ほぼ全ての動画は基本料金で見放題なものの、NHKオンデマンドの動画は対象外。しかし、毎月付与されるポイントを消費すれば、無料でNHKの最新番組や過去の番組を閲覧することが可能になります。
また、U-NEXTは雑誌の読み放題以外にも一般書籍やコミックを購入することができますが、U-NEXTポイントはこの購入代金に充当することが可能です。
話題の人気コミックや写真集なども取扱う。勿論ほとんどの書籍にU-NEXTポイントが充当できる
私のように映画館によく行く人は、U-NEXTポイントを映画館の割引チケットに転用することも可能です。イオンシネマ、松竹マルチプレックスシアターズ(MOVIX等)、KINEZO(バルト、T・ジョイ等)のチケット購入時にU-NEXTポイントを利用できます。
そのため、U-NEXTの基本料金である1990円という水準は、
- NHKオンデマンドを現在利用している、もしくは利用したい人
- よく漫画や書籍を購入している人
- 上記の映画館が最寄りにあり、そこそこ見に行く人
これらのパターンに該当する人にとってはU-NEXTポイントの消費で費用を浮かせることが可能になるため、実質的な費用負担は月額990円という見方もできます。
このように動画の膨大なラインナップや毎月のU-NEXTポイント(1,000ポイント)があることを考えると、例え雑誌の読み放題を主目的として利用したとしても、そこまで割高感はないかと。
また、U-NEXTは1契約で4台分使えるので、例えば私の場合は雑誌の読み放題として利用している他、妻が国内外のドラマや映画、子供がキッズ番組と比較的有効に使い分けられています。
うちではこのために既存で契約していた他社の動画サービスを辞めましたが、お気に入りの民放番組は変わらず見られるらしく妻は満足のようです(´・ω・`)
U-NEXTの雑誌読み放題サービス
さて、ここでは肝心のU-NEXTの雑誌読み放題サービスについて確認していきます。他のブログやサイトではU-NEXTの雑誌読み放題サービスは、あくまでも動画サービスの”サブ”に過ぎませんが、この記事ではこれをメインに取り上げます。
U-NEXTの雑誌のラインナップは約70冊と中堅水準
U-NEXTは雑誌の読み放題サービスをBook Placeという旧東芝運営の電子書籍サイト経由で提供しています。提供雑誌のラインナップは約70冊と雑誌読み放題サービスの競合企業と比較すると、やや少なく中堅規模。
気になるラインナップは以下の通り。
■U-NEXTの雑誌読み放題取扱ラインナップ(ジャンル区分はU-NEXTに従う)
ジャンル | 雑誌名 |
ニュース・週刊誌 | サイゾー |
別冊サイゾ- | |
週プレ | |
ビジネス・マネー | 週間東洋経済 |
日経ビジネスアソシエ | |
Forbes JAPAN | |
WIRED | |
モノ・トレンド | CAPA |
デジキャパ | |
HiVi | |
GoodsPress | |
GetNavi | |
デジモノステーション | |
男性ファッション | 2nd |
MEN’S CLUB | |
MEN’S NON-NO | |
男性ライフスタイル | WATCH NAVI |
UOMO | |
男の隠れ家 | |
GQ JAPAN | |
Lightning | |
パソコン・モバイル | 日経PC21 |
flick! | |
Mac Fan | |
女性ファッション | eclat |
Scawaii! | |
エル・ジャポン | |
SPUR | |
Seventeen | |
non・no | |
Harper’s BAZAAR | |
BAILA | |
25ans | |
VOGUE JAPAN | |
marisol | |
mina | |
MORE | |
LEE | |
Ray | |
女性ライフスタイル | 美しいキモノ |
OZmagazinePLUS | |
OZmagazine | |
婦人画報 | |
ゆうゆう | |
Richesse | |
ELLE DECOR | |
モダンリビング | |
美容・コスメ | MAQUIA |
旅・グルメ | 食楽 |
東京カレンダー | |
ワイン王国 | |
ビール王国 | |
ハワイスタイル | |
ぴあファミリー | |
スポーツ | サッカーダイジェスト |
SLUGGER | |
WORLD SOCCER DIGEST | |
ALBA | |
EVEN | |
BiCYCLE CLUB | |
RUN + TRAIL | |
Running Style | |
結婚・子育て | ELLE mariage |
Como | |
25ans Wedding | |
Pre-mo | |
Baby-mo | |
エンターテイメント | 韓流ぴあ |
ぴあ Movie Special | |
WI? | |
自動車・バイク | GENROQ |
LE VOLANT | |
RIDERS CLUB | |
アウトドア | つり人 |
ラインナップの雑感としては、概ね他社の雑誌の読み放題で大抵含まれているタイトルが入っている感じです。特段突出して変なタイトルが混じっている訳でもありません。タイトル数が70誌前後なので、こんな所ですね。
次に機能面を確認していきます。
アプリは一般的なリーダー。雑誌を読む上で最低限必要な機能はある
雑誌の読み放題を利用する上での重要な要素として、アプリの使い勝手は非常に気になるところです。私が実際に使ってみた感想を書いてみます。
前項で記述した通り、U-NEXT
U-NEXTのBook Place
Book Place Readerの雑誌の選択画面
Book Placeでは雑誌の読み放題以外にも、書籍やコミックの販売をしており、購入した電子コミック等もこのアプリで読みます。U-NEXTポイントの所で触れたポイントで購入できる書籍のことですね。
目次やしおり、タップでページをめくることは可能
基本的には最新号のみ提供でバックナンバーはない
閲覧画面は上記の通り。ページ捲りはスワイプしなくても、タップでページの切り替えが可能なとこは楽です。気になる点にはしおりを挟む事もでき、後から読み直せます。但し、提供は基本的には最新号のみで、バックナンバーは読むことは出来ない点には注意。
雑誌のデータは全てダウンロードして読むため、データのダウンロードさえしてしまえばオフラインでも利用できます。これがないと結構キツイんですが、ここは安心。リーダーとして最低限持っておいて欲しい機能は備えています。
敢えて言及するなら、ダウンロードが少し遅い点が玉に瑕ですがね。
以上がこのアプリの端的な特徴。使ってみた感じ雑誌の閲覧アプリとしては問題ないかと思いますが、おすすめ機能や人気雑誌のランキング、記事検索等面白い機能を持つ他社のアプリと比べるとやや寂しいでしょうか。
但し、ここはU-NEXTが動画が主のサービスであることを考慮し、多少は目をつぶりましょう。
U-NEXTの評判・クチコミはどうか?
私の主観的感想以外にも、他のユーザーの感想などについてTwitterの呟きから拾ってみました。感想の内容はU-NEXTのメリットや、雑誌の読み放題に関するキーワード中心に抽出しています。
キーワード:「U-NEXT」「メリット」or「良い」
映像サービスは家族アカウントも追加料金なしのUnextが個人的にはおすすめ
導入メリットは
旦那の部屋にエロDVDが無くなる
YouTubeがテレビでご飯食べてるときみれる
外部入力端子があるのでwiiUとUnextがテレビにHDMI入力が1しかなくても繋げる— えみはむ (@biz_hapi) October 4, 2016
https://twitter.com/FujisakiMio1/status/639024867002552320
https://twitter.com/orange_Flover/status/793671217802641408
U-NEXT
まぁ、この点は置いておいて、他には競合比べると雑誌読み放題や動画を持ち運べる点を評価する声もありました。
私も海外に旅行に行った時に重宝したのですが、U-NEXTは雑誌・映画どちらもダウンロードしてオフライン利用ができるので、飛行機での移動中に役立ちましたね。
キーワード:「U-NEXT」「雑誌」
雑誌読み放題サービスのラインナップをもうちょーっと良くしてくれたら、このまま続けるんだけどなあ…U-NEXT
— バーザム (@barzam_GF) October 10, 2016
U-NEXTも最近はそんなに悪く無いという話だし、雑誌も読めるというのが利点
— にくきゅーまる (@buchino299) September 14, 2016
U-NEXTの雑誌読み放題、慣れてきて気に入ってる。これだけで500円以上の価値はある。
— junpei (@junpei55) September 10, 2016
u-nextは映画、ドラマよりも雑誌が読み放題という所に素晴らしさを感じています。
メジャーな雑誌がタダで読み放題なのが、繰り返しますがお得です。
この辺を推していけばいいのに。
— モロット・クーリエ (@rocketdice12) May 26, 2016
雑誌読み放題に関しての言及をピックアップ。雑誌が読み放題な点は概ね高評価。但し、専門サービスと比較すると、雑誌ラインナップのもの足りなさに対する声があるのは、仕方のない所です。
むしろ現状競合の動画見放題サービスでは、雑誌読み放題サービスが付いているものは他に存在しないので、そういった点を評価する意見も多いですね。
キーワード:「U-NEXT」「ラインナップ」
https://twitter.com/kenc_okuda/status/778040578688679936
見放題作品の安定したラインナップ、実質月額千円、AVも雑誌も読める、こと思うとU-NEXT最強感あるんだよな
— さたぷり (@saturn_prius) August 30, 2016
姉がHulu始めたと聞き、U-NEXTが前からアニメ充実してると聞き、調べてみたら私好みの豪華ラインナップすぎて、変態としか思えないほど充実してた。やべぇ、私U-NEXT始めるかも
— 牛猿@FLO正座待機 (@zousi000) June 29, 2016
U-NEXTの邦画ラインナップ眺めてたらキリがなくなってきた 1950年代からぜんぶ観尽くしたいわ
— ろし@プラモデル映画つくる (@zerofield_2002) June 17, 2016
一応U-NEXTの動画サービスの側面を「ラインナップ」から見てみました。主に邦画・国内ドラマファンやアニメ好きの人にはドンピシャっぽいですね。料金は少々お高いものの、国内でもトップクラスのコンテンツ数は評価されているようです。
但し、洋画に対する声はあまり見つからなかったので、そこまでなのかもしれません。
まとめ:動画を楽しみつつ、やっぱ雑誌も読みたい人なら全然アリ
U-NEXTについて、雑誌の読み放題中心に確認しつつ、動画サービスにも触れてチェックしてみました。
雑誌の読み放題から見ると、U-NEXTを選ぶ上で最大の難点は料金水準が高めなところです。ただ、これまでに確認した通り、ポイント利用による割引や”変態”とも形容される程のU-NEXTの動画ラインナップを考えると、そこまでコスパは悪くありません。
雑誌の読み放題においても、約70誌前後ながらもメジャーな雑誌はそこそこ押さえています。動画主体で活用、かつ「雑誌は定期的にお気に入りのタイトルの最新号をチェックするので十分」な人は、U-NEXTで全く問題なしです。
初月無料で動画・雑誌ともにラインナップやアプリの使い勝手を自分で確認することができますので、是非ともお試しあれ。私的にはU-NEXT結構おススメです。