意識するだけでハンドメイド品の売り上げが伸びる4つの小ワザ

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2013年ごろから、手作り作品を専門に扱う通販サイトが登場しはじめ、ハンドメイドの作品が手軽に購入できるようになりました。それを受けて、今まではフリーマーケットや手作り市を中心に販売をしていた作家さんだけでなく、小さいお子さんがいる在宅ワーカーさんや美術大学の学生さんなど多くの方が作品を販売しています。

代表的なサイトとして、テレビCMやweb広告でサイトの宣伝をしているminne(ミンネ)はご存じの方も多いかと。

minne(ミンネ)は自分の作品を写真に撮って出品し、売れた時に10%の販売手数料をサイトに支払う仕組みになっており(正確には売上から手数料が引かれる仕組みです)、似たような所として、Creema(クリーマー)、tetote、iichi(イイチ)あたりで出品されている方も多いでしょう。

足元ではこのようなハンドメイド商品に特化したマーケットが増えてきたこともあって、ハンドメイド商品市場は拡大の一途を辿っていますが、それに伴って増えている悩みが、そう中々売れないということ。

上記のサイトを見てみると、注文殺到の作家も多いのに、なぜか私の作品は売れない!そんなに作品には差がなさそうなのに、売れない!なんでー?!っと。

私はハンドメイド作家ではありませんが、「ネットを使って物を売る」ということで収入もあり、ハンドメイド作品も仕入れて販売経験もあります。そうした経験を基に、私が気を付けているハンドメイド商品の売り上げを上げる小ワザを書いてみます。

商品を様々な場所に登録して露出を増やす

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端的に言うと、お客さんに見てもらえる場を増やし、商品に関心を持ってもらえる機会を増やすことです。有名なサイトには漏れなく登録(出品)したいですね。在庫管理が大変と思われる方もいるかもしれませんが、

露出を増やす=見てくれる人が増える=購入者が増える

この方程式は、誰しもが分かる常識です。例えどんなクオリティの作品であろうと、一定水準以上であれば、必ず取り扱う商品に興味を持ってくれる人はいます。

ただその数が多いか、少ないだけの違いです。少なくとも以下のようなサイトには登録しておきたいですね。

minne(ミンネ)

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Creema(クリーマ)

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tetote(テトテ)

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iichi(イイチ)

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ハンズギャラリーマーケット

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dクリエーターズ

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他にも、メルカリ、ラクマ、ゾゾフリマなどのフリマサイトでもハンドメイド作品の販売ができます。

最初は手間に感じるかもしれませんが売り上げが安定してくればサイトを絞っていくこともできますし、まずは基本の露出を増やすことから始めてみましょう。

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自分のハンドメイド作品の適正ターゲットを絞る

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ただ露出を増やすだけでは売れません

いきなり前項を否定していますが、違うのです。ここでいいたいことは、ハンドメイド作品に限らず、ただ単に出品しているだけでは、ラッキー!程度しか物は売れないということです。

次に考えるべきは、あなたのその作品を買いたい!っと思ってくれる人はどんな方か?を想像すること。

例えば、同じハンドメイド作品の中でもベビー・キッズ商品に絞って考えてみましょう。

在宅ワークしていらっしゃる方の中には小さいお子さんがいらっしゃるケースも多く、最初はお子さんのために始めたハンドメイド作品づくりを収入にしたいとお考えの方も多いと思います。

自分の子どものために作っていたものは、自分の価値観でかわいいと感じるものや趣味嗜好を全面に発揮できます。しかし、その洋服を客観的にみてみてください。

比較対象や競合となるのは、西松屋や赤ちゃん本舗の商品。少しでも安くていい物を手に入れたい!のが購入者心理。少しでも高く売りたい!のが作家さんの心理です。

あなたの作品は競合に勝つ強みとなる点はありますか?

日常のお洋服にお金をかけれるお母さんはそう多くはいません。おしゃれなハンドメイド作品を子供に着せたい!っと思うのはどんな時か。特別な日やお友達に子供を逢わせる日などですね。

赤ちゃん

誰かにかわいーっ!っていってもらえるとうれしいですよね。

カフェでのママ友ランチ会に向いているお洋服やイベントを意識した作品作りが大切です。例えば、お正月は少し和を意識した特別なお洋服を着せたい。

3月のひな祭りや5月の節句などは、和柄のお花の生地で作ったお洋服やこいのぼりの柄のお洋服を着せたい。そんな思いから特別な日に着る洋服はお値段が少し高めでも購入に繋がりやすいです。例えばそういう層を狙ってみる。

また、キッズ物にはプレゼント用として購入する動機もあります。

例えば、過去スタイを販売していた時のターゲット層は、海外赴任者への出産祝いでした。最近は、20代、30代の方でも数年の海外赴任を命じられ、赴任した国で出産される方がいますよね。

お祝いを送りたいっと思った時に、「そもそも海外へどうやって発送するの?」っという疑問が出てきます。そこを解決し、かつ海外暮らしの方が喜ばれる作品内容にすることで、ニーズを掴み販売を伸ばしてきました。

私の場合、海外暮らしの方が喜ばれるスタイの作品内容は以下の2つをコンセプトにしています。

  • スタイのデザイン ⇒ 主に和柄。着物に使うような花柄の生地や唐草模様の生地が人気。
  • スタイの素材 ⇒ 裏地にダブルガーゼを使用。

日本人のママさんには柔らかいガーゼ生地が人気ですが、海外ではガーゼはなかなか手に入らないということが調べているうちにわかり、これはプレゼントとして喜ばれるぞ!っと感じこだわってガーゼを使用しています。

このように、あなたの作品の強みはなんなのかをしっかり考え、Webページで説明し、宣伝していくことが売上を伸ばすコツになります。

そもそも、サービスというのは、ちょっとめんどくさい!を解決することで使ってもらう、購入してもらうことに繋がります。例えば、Suicaや電子マネーを使うことで、小銭を出したりする手間が省けるようになりました。さらに、ポイントが貯まるというプラスのお得感が需要を生まれましたね。そんなものです。

在宅ワークでちょっとした合間に作ったハンドメイド作品を売りたいだけだからそんな、大げさに考えなくてもっと…と思われるかもしれません。

しかし、このような視点を持つことで、同じ作業時間でも売れる可能性はぐんっ!と上がってきます。

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あなたの作品の「お得意さま」を作る

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自分独自の販路を持つと”もの凄く強い”

ハンドメイド作家さんの中には、既に得意客からのリピートで売り上げが安定していて、これ以上作れません!っと注文にストップがかかっている方もいます。非常に羨ましいですね。

そんなお客さまを掴み更に売り上げを上げていくには、自分だけの販売サイトを持つことが重要です。そう1番てっとり早く簡単なのはブログで注文を受けること

minneなどの販売サイトで出逢って商品を購入してくれた顧客には、商品を発送する時に自分のブログやサイトを紹介する手紙をつけてみましょう。

ただし、ただ手紙を同封するだけでは顧客があなたのブログやサイトをみる動きにはなりません。作家にとってはminneなどの販売サイトで売るより、自分のブログで売れたほうが売り上げに対する手数料などもかからずお得ですが、購入者様にとってはなんのメリットもありません。

では、どうしたらよいか?

  • リピーター割引

1番に思いつきそうなのは、リピーターは割引をします!というお得感からの購入促進。手数料がかからない分、割引サービスも悪くはないでしょう。

ただ今回は売り上げをあげることに重点を置いた話なので、割引、値引きは本末転倒です。大切なのは作家のブログやサイトでハンドメイド商品を顧客が買うメリットは何かということを考えて、同封する手紙で案内することです。

  • ブログでの購入者のみ名入れ

ハンドメイドの作品を購入する人の中には、本当は子供に自分で作ってあげたいけど技術が足りない、時間がないという方も多いです。

自分の名前が入ってるだけで子供は喜びます。温かみも増しますね。また、保育園等にお子さんを預けている方はどんなものにも名前を書いてくださいと指導を受けていることもあり、顧客に喜ばれるサービスの1つですね。

  • オーダーメイド

防災頭巾やお道具バック、音楽バック、ランチョンマットなどのハンドメイド作品が人気なのはご存知でしょうか?

勿論これらはハンドメイドでない市販の商品も売られていますが、通っている幼稚園や小学校で自分のお子さんだけ市販のものだと、なんだか寂しいです。そんな思いから、敢えてハンドメイド作品を買う方が増えています。

こういう時に幼稚園や学校指定の大きさに合わせて作ってもらえたら嬉しいですね。

  • プレゼント用のスペシャルメッセージカード

これは色々なサイトでみつけるサービスですが、ただ、定型の文言のメッセージカードをつけるだけではありません。

購入者が贈り先の方に伝えたい思いや手紙などをメールで送っていただき、可愛らしい用紙に印刷し、作品と一緒に贈りましょう。

本来ならプレゼント用として購入し、一旦購入者の自宅に送り届けられ、手紙を添えて贈り先の方に送付するという流れになると思いますが、独自のメッセージカードを付けられることで、販売店から直接贈り先へ送付できるので遠方などに贈る時の送料負担が少なくてすみます

これは作家から直接購入に繋がるメリットの1つです。

こうした自分のブログやサイトだからできる個別の細かいやり取りが顧客にとって最高のサービスになり、デパートや大型量販店ではできないハンドメイド商品だからこその強みになりえます

ちなみに、最近はBASEなどのように無料で簡単にネットショップを作れるようにもなりましたので、それなりに自信がついていたら、自分のお店を開業してみても面白いかもしれません。

フリマサイトでハンドメイド商品を売る

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ハンドメイドマーケット以外でもフリマサイトを使用した売り上げアップの方法もあります。例えば、フリマアプリのメルカリを使用した方法を考えてみましょう。このメルカリの中にも「ハンドメイド」のカテゴリーがあり、minne等と同様に売買ができます。

サイトの作りとしてはminneと似ていますが、大きな違いとして以下の点があります。

  • 投稿した商品が新着順で並ぶ(minneはいいね!が多い商品順に並ぶ)
  • サイトユーザーが多いこと

この2つの違いはよって、作品をより多くの人に見てもらうことが可能になるというメリットが生じます。このメルカリの特徴を利用して売上を作っていきます。

メルカリなどのフリマサイトを効率よく利用する方法とは、自分が出品した作品を通して自作商品一覧に並ぶページまで顧客を誘導し、より多くの作品を見てもらうことです。

目玉商品を活用した商品露出テクニック

そのために有効なのが目玉商品です。よく薬局の店頭にあっ!と驚くような安いお菓子が並んでいるかと思います。

それを買い求めて、店内に入り、店内でもウロウロと商品を見てしまい気がつけばレジに並ぶときには手に3つ、4つ商品を持っている!なんて経験あるかと思います。

つまり、冒頭の露出を増やす戦略を目玉商品によって行っているわけですね

メルカリでいう目玉商品は、最低出品価格の300円の商品です。この方法により、お得品を求めて価格が安い順に並べて商品を見る方を誘導することができます。さらに、「私の出品している商品で商品名に◎がついているものは2点で〇〇円引きで購入可能です」というサービスにすると、他の商品も見てもらえる確率も上がります。

その他にも、カテゴリーをハンドメイドに限らずバッグやベビー、小物などその作品に合うもので登録してみるのも良いでしょう。

ハンドメイド品を買うつもりでない潜在顧客も、気に入ってしまえば購入につながり、新たな顧客層の開拓に繋がります。

また、これは手間に思われるかもしれませんが、メルカリでは投稿した商品が新着順で並ぶので売れ行きのよくない商品を再出品することで多くの人に作品も見てもらうことができ、再度売れる機会を探るのも有効な手立ての1つです。

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まとめ

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上記の小ワザは1つ1つは大したことではないですが、ただなんとなく作って売るよりも、長い目でみれば売り上げに大きな差が生じてきます。

せっかく精魂込めて作った商品ですから、どうせ売れるなら高く売りたいし、より多くの人に自分の作品を届けたいのではないでしょうか。

いきなり全部のことをやろうとすると非常に大変ですので、できることから少しずつ始めてみることをお勧めします。

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