LINE MUSICのメリット・デメリットを調べてみた。オススメポイントはどこ?

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音楽の聴き放題アプリが乱立する中、コミュニケーションアプリのLINEからもLINE MUSICがリリースされています。

私は下記の記事のなかで10種類以上の音楽アプリをダウンロードして試してみましたが、このLINE MUSICが予想外に良かった

音楽の月額定額聴き放題サービスを比較するとどこが良い?【音楽配信】
少ない支出で効率良くエンタメが楽しめる月額定額サービスは、特に節約大好きな人の味方です。私も最近は色々な定額サービスを見つけ...

各サービスを検証する前の印象では、どうせAppleやGoogle、Spotifyなど大手が既に十分スゴイサービスを提供しているんだから、敢えて国内のサービスを選ぶ必要あるのか?という偏見にまみれてましたが、内実は結構違ってました

特に音楽は邦楽を中心に楽しむユーザーは、LINE MUSICも選択肢に入れてもありかと。ただ、あまりLINE MUSICに関する情報も出てこないので、何が良いのかLINE MUSICのオススメポイント等について書いてみました。

LINE MUSICの基本情報

 サービス名称 LINE MUSIC
 提供会社 LINE
楽曲数 4,000万曲以上
月額料金 960円(通常)/600円(学割)
お試し期間 30日間
 オフライン再生 可能
歌詞表示 可能
音質(配信ビットレート) 64kbps、192kbps、320kbps(自動判定)
対応端末 スマホ、タブレット、PC
複数端末同時利用 不可

料金・コスパは競合他社の中では、中間的な水準

冒頭でも触れましたが、LINE MUSICのような音楽聞き放題アプリは、かなり競合会社が多いです。そのため、ラインナップ(収録楽曲数)対比の料金水準を比較してみると、コスパが良いのか悪いのか確認しやすいです。

参考に並べてみたのがコチラ。

■音楽配信(聞き放題)サービス提供会社の楽曲数と料金(2017年3月)

 提供会社 楽曲数 月額料金 コスパスコア(楽曲数÷料金)
LINE MUSIC 4,000万曲以上 960円 4.1
AWA 4,000万曲以上 960円 4.1
Apple Music 4,000万曲以上 980円 4.1
Spotify 4,000万曲以上 980円 4.1
Amazon Music Unlimited 4,000万曲以上 980円 4.1
Google Play Music 4,000万曲以上 960円 4.1
dヒッツ 450万曲以上 500円 0.9
Rakuten Music 300万曲以上 980円 0.3
うたパス 400万曲以上 300円 1.3
レコチョクBest 450万曲以上 980円 0.4
KKBOX 2,000万曲以上 980円 2.0

※1.楽曲数は、調査時点の各社公表値を使用
※2. Prime Musicは年会費を月額換算

LINE MUSICは4,000万曲以上の取扱で月額960円。単純なコストパフォーマンス(楽曲数÷料金)で見てみると、4.1とはSpotifyやGoogle等の海外の大企業と同じ水準。最近は4,000万曲が当たり前になっていますが、国内の他のサービスは1,000万曲にも満たないものが多いなか、LINE MUSICはAWAと共に健闘しています。

但し、楽曲の多さを記載しているにも関わらず、こんなことを書くのは元も子もないですが、特に邦楽中心に広く浅く聞かれる人にとってはあまり楽曲数の多さは意味がありません。

外資のサービスの大半は、かなりの割合で海外のよく知らない歌手の楽曲が占めており、本当に聞きたい人気の邦楽アーティストは、実はそれほど収録されていないなんてこともよくあるためです。

そのため、収録楽曲数の多い海外サービスも、邦楽歌手を検索すると案外出てこない・・・なんてことにならないよう事前に注意した方が良いです。

特徴①時間限定のライトなプランと 他にはない学割サービス

音楽聴き放題サービスの大体の相場は、1,000円前後です。音楽をヘビーに聴く人ならお値打ちとも見れますが、リラックスする時や、ドライブなど限られたシーンで利用する人の場合は、多少の割高感は否めません。お小遣いの限られた学生にとっては数百円でも節約できるとありがたい所。

LINE MUSICではそんな人に向けた料金形態の特徴として、料金の安いベーシックプラン学割があります。

■LINE MUSICの料金形態

 プラン名称 利用可能時間 料金
ベーシックプラン 20時間/30日 500円(都度購入)
ベーシックプラン(学割) 20時間/30日 300円(都度購入)
プレミアムプラン 無制限/30日 960円
プレミアムプラン(学割) 無制限/30日 600円

他の競合にはないベーシックプランの特徴は、有効期限30日の20時間チケットで使い切るたびにその都度購入する方式という点です。

例えば「ドライブ中のみ」「通勤中のみ」といった利用シーンが限られ、月20時間以内に利用時間が収まる人にとっては、時間限定なもののベーシックプランは500円ですので相対的に安くつきます。また、都度購入なので、忙しくても使用しない月や一定期間休止したい時でも一々解約手続きがないので楽です。

一方、携帯電話の契約ではよくある学向け割引プランですが、こちらも音楽の聴き放題サービスでは実は他にはあまりありません。LINE MUSICでは600円/30日と学生専用の割安プランを用意しているため、若い学生にとっては非常に助かります。

1点注意したいのが、ベーシックプランのチケットは購入しても30日間が有効期限ということです。使わないまま購入から30日間を過ぎると、チケットが消滅するので注意しましょう。

特徴②LINEで音楽をシェアできる

LINEといえば手軽にコミュニケーションができるアプリで誰もが使用していますが、LINE MUSICはLINEと連動して音楽を共有することができるのがポイントです。

楽曲の再生画面からワンタッチでLINEで共有

こんな感じですぐLINEに飛び、相手もその場で聞けます

「でも、このLINEでの共有って相手もLINE MUSIC利用していないと聞けないんでしょ?

と思われるかもしれませんが、このLINE MUSICでは共有された相手は、特に利用していなくても短時間(30秒間)は聴くことができます。そのため、例えばCMや映画でふと流れた良曲や、自分のお気に入りの楽曲をバンバン友達等に教えてあげることも可能です。※相手がAndroid端末の場合は、LINE MUSICのインストールは必要です。

せっかく聴き放題で色んな音楽を聴くことができるサービスなのですから、私もついついやってしまいますが、こうやってどんどん共有できるのは楽しいですね。

特徴③自分のプレイリストを公開・シェアできる

LINE MUSICではお気に入りのプレイリストを友達と共有するだけではなく、LINE MUSIC上で様々な人に公開する事が可能です。


皆のプレイリストがどんどん公開される

公開プレイリストを選択して楽曲を聴く機能があるサービスでは、大きく分けて以下の2つの方法があります。

  1. サービス提供者や専門家のみ公開プレイリストの提供が可能
  2. サービス提供及びユーザーがプレイリストの提供が可能

概ねどこのサービスも1の方法は対応しており、サービス提供者がプロの手による様々なプレイリストを提供してくれます。プレイリストの編成もよく考えられたものになっており、旬のテーマもカバーしてくれます。

一方で、プレイリストの編集者が限られているので、圧倒的に公開プレイリストの数は2のユーザー参加型のサービスと比べると少なくなります

LINE MUSICの場合はユーザー参加型のため、各ユーザーが思い思いのプレイリストを公開可能で、圧倒的な数が提供されています。他のユーザーがどんな曲を聴いているのか気になる人にとっては、探す楽しみがあって良いですね。

特徴④LINEと連動してプロフィールへの添付や着信音にできる

LINEでは通常のトークとは別に無料通話を行うことができますが、その無料通話での着信音にLINE MUSICの音楽を設定することができます。

着うた設定なら自分で好きな箇所から再生できるよう編集可能

プロフィール上部でBGMが再生されるようになる

着うたの場合は、任意の30秒間を編集して設定することが可能。相手がLINEでコールしてきた時には、その部分がかかるようになります。

また、プロフィール画面に設定すると、上部に再生ボタンが表示されるようになります。この再生ボタンを押すことで音楽が流れるように。但し、こちらは曲の編集ができないので最初からになります。

特徴⑤ 楽曲ラインナップの傾向はまぁ普通

(出所)http://joyful-money.com/wp/2017/02/23/music_kikihoudai_hikaku/

以前調べた記事での調査結果のみを引っ張ってきたものがこちら。この調査の基準は、邦楽・洋楽の男女各々50組計200の人気アーティストの収録状況を確認したものです。

一番上がLINE MUSICの結果で、総合。LINE MUSICは楽曲ラインナップ数では4,000曲以上の数を誇りますが、こちらの調査結果では中間水準。邦楽のみを聴く場合は、他社の取扱数から少し劣りますが、洋楽を含めてバランスよく聴くならまぁ十分な水準。

ちなみに開始当初は楽曲数が少なくあまり評判のよろしくなかったLINE MUSICですが、最近はかなり頑張っている方だと個人的には思っています。

LINE MUSIC(ラインミュージック)
LINE MUSIC(ラインミュージック)
無料
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LINE MUSICの使い勝手

次に上記の特徴とは別にLINE MUSICの操作性や機能を確認してみます。

白を基調とした見やすいユーザーインタフェース

トップには時間帯に合わせた表示。直観的に操作できる

ランキング画面の一例

LINE MUSICのユーザーインタフェースは見やすい白を基調とした画面構成。ホーム画面からニューリリースやレコメンド、各種ランキング、他のユーザーのプレイリスト集まで直接ジャンプできる点は便利でGood。

色んな曲に出会える多様な曲の探し方

LINE MUSICで提供されている曲の聴き方は以下の通り。

 機能 概要
カテゴリ別 年代別やROCK等特定ジャンルから楽曲を選択
NEW SONGS 最近発売されたシングルから選択
NEW ALBUMS 最近発売されたアルバムから選択
レコメンド LINE MUSICのおすすめ楽曲から選択
LINE MUSIC TOP100 LINE MUSICで聞かれている楽曲ランキング
SPOTLIGHT 特定のテーマ・アーティストに絞って楽曲を選択
ARTISTS LINE MUSICのピックアップするアーティストから楽曲を選択
BGM & 着うた TOP100 LINEのBGM・着うたで多く設定された楽曲から選択
TOPICS 特定テーマのプレイリストから楽曲を選択
みんなのプレイリスト 他のユーザーがよく聞くプレイリストから楽曲を選択

様々な方法が提供されており、曲探しには困らないでしょう。LINE MUSICの場合LINEと連動しているため、例えばBGM & 着うたTOP100等はLINE友達の設定した曲も聴くことができます。

オフライン・低音質再生も当然対応

再生画面からワンタッチでオフライン再生登録

節約モードでパケットの節約もOK

屋外でも聞けるようオフライン再生は問題なく対応。楽曲の再生画面からワンタッチでダウンロード。また、再生や保存の音質は、64kbps・192kbps・320kbpsの3段階に対応し、音質は任意選択できます。

歌詞表示対応でカラオケの練習も安心

概ね大半の曲に歌詞が付属

気になる歌詞表示は問題なく対応。歌詞表示機能ではよくあるケースとして、文字だけが表示される場合と歌に合わせて文字がハイライトされる場合があるが、LINE MUSICでは前者で文字はハイライトされない。この点は少し残念。

モバイルだけじゃなく、PCでの再生も可能

LINE=モバイルのイメージがありますが、パソコンで作業をする時のBGMとしても利用OK。PCのブラウザ上でLINE MUSICを開けば、普通にBGMとして曲を流せます。

主な機能面は以上のような感じ。色々な会社が音楽配信アプリを提供していますが、LINE MUSICのアプリは結構使いやすいと思います。特に曲探しの方法が豊富なことや、流行りの曲を簡単に友人に共有できるのは楽しいですね。

LINE MUSICの評判・クチコミはどうなのよ?

LINE MUSICについて淡々と書いてみましたが、気になる他のユーザーの感想はどうなのか色々とピックアップしてみました。

LINE MUSICのラインナップに関する言及

https://twitter.com/blaueh1mmel24/status/844542142064177153

サービス開始当初はズタボロに言われていたLINE MUSICですが、最近そのラインナップは改善傾向。Twitter検索の結果も、発信日付が古いほどラインナップに対する悪い内容が増えます笑。

上記コメントのように余程コアなミュージックを聴かない限りは、概ね大手のサービスと同等の曲を聞くことができます。

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LINE MUSICの良い所や、サービスを評価する声

https://twitter.com/tatota_305/status/840634073777242112

https://twitter.com/gchexen/status/835429778408665088

最近のコメントでは使いやすさや機能面を評価する声もじわじわ増えてきているようです。あまりマニアックな曲をいかない私的には結構お気に入りのサービスですが、やはり厳しい評価の人もそれなりにいます。

参考に次はそんな声を少し拾ってみました。

LINE MUSICに対する文句や不満の声

例えば、こんな感じ。音質のビットレートで言えばLINE MUSICは320kbpsまで対応しているので、最高音質で聞けばその他の音楽サービスと比較しても差異は大きくないと思います。

但し、デフォルトの節約モード等を使用していると当然ながら低音質再生になるので要注意。

後者の指摘はLINE MUSICに対するコメントでよく見る内容です。人気の曲のカバー範囲は結構イケてるのですが、あまりにマニアックになると、見つからないようです。一方で、人気の曲をジャンル問わず万遍なく聴く人には問題無しです。

LINE MUSICのおすすめポイントまとめと向いているユーザー

改めてまとめてみるとLINE MUSICの主要な特徴は・・・

  • LINEと連動して友達に好きな音楽を気軽にシェアできる。またプロフにも設定可能
  • 好きな楽曲とまとめたプレイリストを共有可能。他人のリストも聴ける
  • 学割やライトプランがあるので、既存の別サービスよりもお得に使える方法がある
  • ラインナップは増強中も、まだまだマニアックな曲は少なめ

ってな感じです。こうしたLINE MUSICが向いているユーザーとしては、以下に該当するような人だと思います。

  • LINEでプロフィールに力を入れていたり、LINEで音楽についてよく話す
  • 月にそこまで音楽は聴く時間は少ないけど、聴く機会は多い人
  • 今現在学生な人
  • 音楽は聴くけど人気の曲や、流行りの曲が多い

いかがでしたでしょうか。LINE MUSICの特徴を簡単にまとめてみました。音楽配信サービスは当初国外のサービスが強かったですが、足下では国内サービスも少しずつ面白くなってきてると思います。

LINE MUSICも楽曲数の増強させており、機能面も充実してきました。しばしば無料キャンペーンをやっているので、取りあえずインストールしてみてはいかがでしょうか?

LINE MUSIC(ラインミュージック)
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